50歳婚活難民のお見合い体験談

50歳婚活難民のお見合い体験談その他の考察

モデル事務所経営者の方とお見合い

リッツカールトン東京でお見合い。

 

地方の十数個のミスコン、観光大使をとったりしてる方。

 

ということは裏を返せばミスユニバースとかBBJとかではない訳だけど。

 

本人はこの経歴を上手に生かして、ミスコンの審査員、モデルの派遣などをやっている。

自分の持ち駒で上手に人生を切り開いていく方は僕は嫌いじゃない。

 

僕はうがった見方をしていた。

 

例の養って欲しいというモデルさんも同じ結婚相談所。

印象は最悪。

 

MBAUSCPAをとって才女の女子アナの方も同じ結婚相談所。

この方は好印象。

 

どちら寄りだろうと思ってinstagramなどを見てみる。

僕のお見合いする相手は全くネットに名前がでていないケースはむしろ珍しい。

少し絞り込みをかけてみたら、すぐ見つかった。

 

第一印象『あ、ド派手なパーティーピーポーだな』

 

出てくる写真、出てくる写真、ことごとくミスの女性達とのパーティーの写真である。

 

僕の事前に持ったイメージは

1派手好き

2金遣いが荒い

だった。

 

それらの写真と両立するが好ましい人物像を描くことができなかった。

 

ということで全く期待しないで、リッツにも12時1分前に到着。

やる気がでてこないのだ。

 

とは言っても、例の芸能、モデル専門の結婚相談所さんには何人かお見合いをセッティングしてもらっているのでうちの結婚相談所への顔向け、先方への義理もあってお受けしたような次第だ。

 

先方はロビーで待っていた。

 

例のパーティーの写真について聞いてみた。

 

『パーティーとか合コンいつもやってて、なぜ今まで結婚してないんですか?

男性を選ぶ基準が厳しいのでしょうか?』

 

『パーティーはします。仕事でミスコンの受賞者の女性達を集めたミスの会というのをやっていまして、200人くらいが参加します。

ですが、女だらけの所帯なものですから、男性のミスターの会はなかなか男性陣が腰が引けるようで開催できていません。

 

企業様の新製品発表会などでは女性を伴ってパーティーに参加しますが、私は全くお酒を飲まないので飲める女性達を連れていきます。』

 

なるほど、パーティーピーポーは商売むけの顔なのかもしれない。

 

こういうことは良くある。

 

昔、熟女AVの女性と付き合ったことがある。

おかあさん的な優しいイメージなんだけど、実際には物凄く気が強くてイメージと全然違っていた。

 

商売向けと実際でキャラが違うことは良くあることだ。

疑念の1つが解消した。

 

本人は酒を飲まないし、パーティーピーポーではなく、ミスの会の運営のためにそういったパーティーの写真をあげているのだ。

 

ミスターの会はそれほど運営されていないらしい。確かに男性が映ってる写真は少ない。

 

もう一つ予想外だったことがある。

 

『私、今日がお見合いはじめてなんです』

 

うがった見方をしたら、いままでもどの男性にも同じことを話してきた可能性はあるが、本人の緊張度合いからあながち嘘じゃないのではないかと感じた。

僕が騙されていたとしたら、女性を見る目がないな。

 

ちなみに、服装が派手な問題については帰り際にコートをクロークから受け取る際に理由が分かった。

モデルたちの使ってるファッションデザイナーの方が作ったブランドのPRのために着ることを依頼されているらしい。

そのため、instagramなどでは必ず渡された衣装を着ているらしい。

今日着ているコートもそのデザイナーが作ったものだった。

 

というわけで、パーティーピーポーでもなければ、派手好きでもないということはある程度分かった。

 

偏見の目を取り去ってみると、書道、お茶、乗馬などコツコツと取り組む免状は多数保有している努力家だ。

子ども食堂など慈善活動もやっている。

僕は率直に告げた。

 

『あなたのメディアにでているイメージは正直良くありません。

もしご自身の男性受けをよくするのなら、パーティーの写真だけじゃなく、半分くらいは慈善活動の写真にしてはどうだろう。

そうすることで、ずっとイメージが改善されるとおもいます。

いまのままでは、婚活をしてもお金のかかる女性だと男性から敬遠されるのではないでしょうか。』

 

そのあと、僕の健康の話をつらつらと話したが、本人は熱心に聞いていた。

初めて聞く話ばかりだったらしい。

 

さてさて、どうしたものか。

文化人のキャスティングもしている方なので、世間を狭くはしたくない。

僕は自分からは回答をしないことにした。

どのみち結婚相談所には翌日の13時までに何等かの回答をすることになっているから、先方から回答してくるだろう。

 

これはいやらしい話だけど、ある種のビジネス婚的な意味合いがあるのならばとりあえずYESで出しておいて知り合いになるという手もあるにはある。

文化人キャスティングとか、モデルたちに僕の健康法を広めるというのもないことはない。

 

最悪、お知り合いになってビジネスベースでフィーを決めてPRを依頼するという方法もないこともないとはおもうけど。

 

『結婚って打算だよな…』つくづく感じた。

 

 という訳で放置していたら、先方から交際の申し込みが入ったので来週ランチにいってくる。

 

もうね、婚活なんだかビジネスマッチングなんだか…。