50歳婚活難民のお見合い体験談

50歳婚活難民のお見合い体験談その他の考察

タレントさんとランチ-婚活日記

今日は前回のリッツカールトン東京でのお見合いに続きタレントさんとランチだった。

麻布で個室のフレンチをとる。

ちなみにこの店は僕がプロデュースし、柱には僕のサインが入ってる。

 

 

彼女は12月収録、正月特番OAのテレビのために痩身をしなければならなかったりして、僕がサプリなどをアドバイスしている。

 

前回は僕の話も多かったので、今日は彼女の話を思いっきり聞くことに当てた。

TVやSNSなどではギャル系の方なのだが、こういう方はキャラづくりだったりするから、素の時には全然おとなしかったりする。

 

まず、本人の容姿からは想像もつかない質問。

『大学の専攻は何だったの?』

 

これは芸能系のデータにもwikiにも載ってない二人だけで過ごす時に知るプライベートなプロフィールの醍醐味だ。

 

社会学部でメディア表現をやってました』

 

『メディアバイアスとか記号論とかそのあたりかな?』

 

『いえ、学問的なものではなく、どちらかというと画像の編集とかそういった表現の部分です。ホントは裏方になりたくて』

 

wikiで見てたけど、実は彼女は事務所に事務員として応募したらスカウトされたという経歴の持ち主だ。

 

そこからオタ系デジタルコンテンツ販売の現状、現在のメインの収入、特定のキャラがバズった経緯などなどオタク×エロのジャンルの話をいろいろと。

 

事務所は着エロの露出を強めろと、しかしそれを強めれば強めるほど有料コンテンツの月額会員が減っていく矛盾、この世界でもう5年やってきた自分の肌感覚と事務所の感覚の違いなどいろいろと不満に思う部分を話してくれた。

 

その通りである。

何時までも若さを売りにしてはならないし、毎年若い子がどんどんデビューしてくる激烈な競争世界の椅子取りゲームの中で、30代にはいれば『頭で勝負する』キャラにキャラ変する必要があるのだ。

 

彼女はその部分に葛藤を感じながら、いつ裏方に回ろうか、そのタイミングについてずっと思案しているようであった。

 

僕は少しづつ若さで売る部分を減らして頭で勝負したらどうかと提案したが、

『いまのフォロワーたちはタイムラインに流れる情報を追うだけで何も考えない。漫画でさえ読むのを億劫がり、大衆に同調して自分の思想が無い』

と彼女の普段の姿からは考えられないしっかりとした意見を僕に伝えてきた。

 

そう。おバカキャラとロリが好きな大衆を相手にし続ければ、その若さもいずれは消費されてしまうのだ。

頭で勝負すれば10年間の下積みがあればそれなりのジャンルの先生家業はできるだろう。

 

以前にお付き合いしていたタレントさんも『栄養士』というジャンルでは間違いなく日本で一番美しいと形容してもよかった。

例えば、オスカーの中で勝負としたらその中には無数の美人がいる。美で競うのは好みもあるし土台無理だ。

しかし、特定のジャンルに絞ればそのジャンルで日本一の美人となることはそもそも有名プロダクションのオーディションに受かってる女性達にとっては造作もない。

 

という訳で、僕は少しそのジャンルを作る手伝いをできればいいなとおもった。

 

本人の希望する男性像

・過去を理解してくれる

・オタク系の趣味を理解してくれる

・養ってくれる

たったこれだけのポイントでさえ、いままで誰も満たしてくれなかったようだ。

男性遍歴をこのタイミングで聞いてみた。

 

もう一つ、僕がとても気になっていたことを聞いた。

本人はADHDで部屋が片付けられない、そして以前に男性がダメンズで働かなかったり、モラハラがあったときは鬱になっていたらしい。

鬱は男性とわかれてから解消したみたいだけど。

 

片付けられないことについて、どうしているのか聞いた。

週に1回片付ける方に有料でお金を払ってきてもらって、部屋を綺麗にしてもらっているらしい。

まあ、できなくても外注という方法もあるよね。

 

結局のところADHAについては、付き合ってみたり一緒に住まない限り本当のことはわからないだろう。

これが婚活というものの難しさなんだ。

 

だけど、全てにおいて完璧な女性はいないとも思う。どこかしらの欠点は誰しも持っている。

婚活は破れ鍋に綴蓋なのだ。完璧な女性を探していては永遠に婚活をしないといけない。

 

 

ランチから戻ったら近所の女子からメッセージが来てた。

先日、国際弁護士の彼氏が見つかったと連絡をよこしていたのだけど、昨日首に何か所もキスマークをつけられて『他の男に行ってほしくない』といわれたと。直ぐに一緒に住んで欲しいとも。

instagramのジャグジープールの写真とかも見られてたと。

麻布界隈のどこかのペントハウスではジャグジーパーティーが夜な夜なあるのだけど、その時の写真だと思われる。

 

『彼女の写真をいちいちチェックする男性は、束縛系だよ』僕は手短に答えた。

もう一人、三田のほうで不動産屋の男性もいて、宮古島旅行に誘われているというので、『両方様子をみて、すぐに国際弁護士と一緒に住まないほうがいいよ」と伝えた。

 

30代半ばの女性の中には、もう誰も自分を嫁にしてくれないのではないかという一種の強迫観念に陥る人もいる。本人もその強迫観念に陥っていて、『この男性を逃してしまっては次が無い』と錯覚したのだろう。

 

破れ鍋には自分にあう綴蓋がきっとある。