50歳婚活難民のお見合い体験談

50歳婚活難民のお見合い体験談その他の考察

2回目お見合い前日

今日に引き続いて明日もお見合いだ。

場所は同じくリッツカールトン東京だから場所に関する詳細は割愛する。

 

明日のお相手は商業演劇の舞台女優さん。

舞台女優といっても商業演劇と小劇場では色々と違うけど、劇団によっては常設の箱を構えながらも特定のスターを作らない方針のところもあるので舞台女優さんといっても色々だ。

 

僕は前に舞台女優さんとお付き合いしてたから、いろいろな舞台を見に行った。

そして女優が俳優と結婚するといろいろと生活面が不安定になることも良く見てきた。

そして、事務所のマネージャーがしっかりしてないと、仕事を引っ張ってきてくれないからがんばってもむくわれないこと、オーディションも段々年齢の足切りが迫ってくることなども知っている。

 

だからホントは舞台女優さんでスターを作らない劇団に所属する人は、いざというときのために動画のほうに軸足を移したほうがいいのではないかと個人的には思っている。

 

ただ、この劇団も激烈なオーディションを通過して選ばれてきた人ばかりだ。

3歳くらいから激烈なバレエレッスンをうけて、そこから時間をかけて到達したのが今の場所だとしたらおいそれとそれを手放すことはできないというのも良く分かる。

 

マルコム・グラッドウェルの1万時間の法則の元となったアンダーズ・エリクソン教授の「自分の限界を少しだけはみ出す負荷をかける」限界的練習(deliberate practice)を1万時間とはいわずとも7500時間ほどすればどのみちであれ激烈な競争のある分野でそれなりの能力を認められるようになる。

それを天才と呼ぶかどうかは別として。

だから僕はお相手は努力の素地があることは理解している。努力の素地がある人は別の分野にいっても成功しやすい。そういう人を僕は好む。

 

舞台役者にはプリンシパルとアンサンブルがいる。

プリンシパルのキャストには登場人物としての名前がついているのに対して、アンサンブルは一つの舞台で複数の役を演じることも多い。また場面によって別人としてメイクや衣装を変えて登場することになる。

 

アンサンブルは脇役ではなく、舞台の世界観に観客を引き込むための人達だ。

 

今回の舞台女優さんもぱっと顔で見当たりできないからアンサンブルだ。

前の彼女のときには、僕は一所懸命に演じる彼女の姿に心を打たれていた。

 

人はどんな持ち場であれ、精一杯に頑張る姿が一番美しく輝いているとおもう。

 

女優さんというのは、いろいろな表情をもっていて時にドキッとするような姿を垣間見せてくれるところが一般のタレントさんなんかと違うところだと僕は個人的に感じている。

 

もちろん舞台をベースにしてだろうけど、映像系とかyoutubeとかもう少し軸足をいざというときのために考えていったほうがいいとはおもうけど。

たぶんお見合いでそこらへんの人生観を話しても、自分の考えがあれば他人の意見を聞く耳は持たないとおもう。

 

多分、『いらぬおせっかい』と感じられて終わりなんじゃないかな。

 

そこは結局のところ価値観の違いということになる。

 

僕は配偶者に出方としての役割を期待しているところがある。

だから、評論家、作家、タレント、youtuberなどの女性を求めているわけだけどそういう人は大抵は結婚相談所では『プロフィール非公開』になっている。

 

だから結婚相談所の仲人さん達が互いに非公開の方の情報を交換しながら相手探しをすることになる。

 

人力でやる仲人さんたちと、結婚情報サービスのマッチングの根本的な違いは『非公開プロフィール』の方を如何にして結びつけるかの一言に尽きるとおもう。

 

そうでなければ、可能な限り沢山のマッチングサービスを活用しながら確率論に頼って相手を見つけていくことになる。

ただ、相手も相手で複数の人間とのコンタクトをとりながらこちらを天秤にかけているということを認識しなければならない。

 

だから僕は、今回はアナログな人力のサービスでどこまで成果がでるかをまず確認してみることにする。

 

何はともあれ、僕がいま手元にある情報は某商業演劇のアンサンブルの舞台女優さんということだけだ。

 

今回準備すべき話題は、ずばり『女優としての人生設計』だ。

 

僕がしてあげられることが、お相手のニーズとマッチしなければ即終了になるだろう。

そうであれば僕は相手にとってふさわしくないし、別の方と一緒になったほうがお相手の夢に近づくからだ。

 

今回の準備は今日の経験も踏まえて手慣れてる。

 

1.アラームのセット

終了5分前をバイブのアラームセットしておいてそこからトークは巻きにして会計を段取りする。

 

2.ネイルオイル

明日も身ぎれいに塗っていく。

 

3.服装

今日と同じボタンダウンシャツでいこう。

 

4.話題

時事ネタを入れる必要もなさそうだ。劇団のコロナで11月は舞台前から数列を空けて販売してる。12月も同じだ。

今後、コロナの情勢によって舞台という上演形態がどのように変化していくかは不明だけど、将来についての考え方をお相手にきいてみたいと思う。

話題はそれにつきる。

 

明日の天気予報は晴れ。都心は土曜日で道もすいてるから10分かからずにリッツに到着する予定。

 

明日の報告は明日午後に書けたらとおもう。