50歳婚活難民のお見合い体験談

50歳婚活難民のお見合い体験談その他の考察

初お見合い体験談

そしてお見合い当日を迎える。

 

リッツ・カールトン東京はお昼は12時からだけど、カフェは予約がとれない。

なので11時30分位について名前を告げて予約することにする。

 

お見合いじゃなきゃ、普段はカフェがあいてなきゃバーカウンターでもいいよというところなんだけど。

そこはお見合いだからきちんと色々としなければならないとおもってね。

 

とはいっても、仲人さんが来るわけじゃなくロビーで待ち合わせして直接会う訳だから、個室を予約するようなシチュエーションでもないからオープンスペースのテーブル席にした。

 

ここの結婚相談所のネットは大抵直接相手とあう仕組みになっているので今後も特段の問題がなければここは使い勝手がいいかな。

もし城南地域から来る人なら雅叙園東京にするけど。

 

今日の女性は本当は大学院の専攻を知りたかったけど先方の相談所が教えてくれなくてどう会話の組み立てを考えたらいいか考えながら朝お風呂に入る。

 

僕は基本的には整髪料はおろかシャンプーも使わない湯シャン派なんだけど、今日はきちんとしたいということでスタイリングワックスをつけて整える。

 

ネイルオイル、鼻毛チェック、髭チェック(髭脱毛済みだから飛び出してる毛がないかチェックするだけだけど)、今日のシャツ選び。

 

シャツは清潔感重視でブルーの縦ストライプのとする。

 

タクシーに飛び乗って車中でアラームを13時にセットする。

話に夢中になって時間を忘れることを防止するためだ。

1時間を目安にお見合いをするように伝えられているからだ。

 

リッツに11時30分に着き、名前を告げて席を確保する。

持ち物は布製のトートバック。僕はフェミニンなデザインのものが好きだからね。

 

再度、相談所のネットを確認して見当たりできるように顔を覚える。

11時50分に念のためトイレで再度身だしなみチェック。

 

11時55分

相談所に『お相手がこないです。どんな服装ですか?』とメールしてたら女性がこちらに歩み寄ってきた。

 

ヒトは相手の身長で相手を判断する部分が多い。165センチの女性はマスクをつけていて表情がわからなくてもお見合い相手だとすぐに気付いた。

 

『〇〇さんですか?

はじめまして〇〇です。

今日はよろしくお願いします』

 

僕から声を掛ける。

 

テーブル席に移動して最初は僕から切り出した。

 

『大学院のご専攻はどちらなんですか?』

 

『はい、パリ大学で、美術史を専攻していました』

 

これで僕の話の方向性は一瞬で決まった。

今日は、アートの話でいけばいいのか。

もう少し職歴を聞かねば、キュレーターとか特殊な業種かもしれないな。

 

『えっと、アート系のお仕事なんですか?』

 

『いえ、こちらでキュレーションのお仕事がなかったもので。邦銀系金融シンクタンクに行って、そこから外資シンクタンクでデータ分析などしてます』

 

なるほどね~。

 

『高学歴女子』『高年収女子』

これはこの結婚相談所の男性がひるむパターンですね。

女性はプロフィールに年収を記載してないケースが殆どだけど、この方の場合には年収を書くと男性がもっと寄ってこない可能性はあるね。

 

あと、大学院修士卒としてるのも

パリ大学だの

ソルボンヌ大学だの

 

買いてしまえば、一般ピープルはビビッて申し込みしないだろうからね。

 

僕ですか?

この方からお申込みいただくくらいですから学歴も年収もびくともしませんが(笑)

 

昨日書いた上方婚の話。

女性の社会階層は配偶者の社会的階層によって決定されるから、相手が現在以上の生活水準を提供することができない場合、女性は親元に留まる。

 

高学歴、高年収の女性の場合には、それにふさわしい男性は極めて少ない。

たぶん僕の入会した結婚相談所の男性18000人のうち、両方の要求水準に見合う男性は1%内外の180人くらいだろうと僕は見積もった。

 

さて、アイスブレイクで僕は美術の話から話題をチョイスした。

 

『僕、昔〇〇に画廊を持ってて、現代アートすきなんです』

『先日、バンクシーみにいきました。面白いですよね』

 

『美術史方面だと、アフリカンプリミティブアートって面白いとおもいます』

『私も、美術は民族に根差したものがいいと思ってまして、その理由は(中略)』

 

ひとしきり美術、キュレーション、コレクターズアイテムの博物館の買収などの話をしたあとでふと気づいた。

 

彼女がプロフィールに書いてたのは

『美術館めぐり』ではなく

『美術館にいくこと』なのだ。

 

そう、ここで美術史を専門に学んでいたことを気づくべきだった。

 

そして、この後僕のほうの話題を話し始めた時には40分が経過してて残り20分。

 

パリ大学大学院卒で仏語が堪能ならばと、某国在日本大使就任の話をした。

ここはかなり生っぽいので全て割愛するけど、信頼おける嫁が大使ならば凄くいろいろと助かるのになと思いながらそういった人生を想像した。

 

1時間経過。

 

なんか互いの趣味の話ばかりで、家族の件など話せなかったのでテーブルチェックをしている間に少しどんな男性がいいのかを聞いた。

当然、女性は多くを語らない。

当たり障りのない結婚観だけど、厳しく男性を吟味してるのだろうからこれは聞かずとも構わなかったけどね。

本人の腹の中ではすでにイエスにしろノーにしろ結論はでてるだろうし。

 

僕の感想?

『へ~結婚相談所にパリ大学大学院卒の女性っているんだ』

『当初の僕の想定していた女性とは違うけど、助かる部分あるよね』

『生理的に合わないタイプではないし、もう一度あって時間をかけてお話しを重ねるというのはありかも』

 

実は、明日もお見合いなんだ。

これについては、また明日結果は報告できると思う。